春学期の履修が決まった。
春学期、秋学期、それぞれ1-2期間があるため、4タームで構成される。
そして、だいたい2タームセットで受講する前提の講義が多い。
◆<春学期>
【春学期1期間 4/10~6/1】
【春学期2期間 6/2~7/20】
※祝日授業日(4/29、5/5、5/6、7/20)
※休講日(5/1、5/2)
◆<秋学期>
【秋学期1期間 9/21~11/14】
【秋学期2期間 11/16~1/23】
※祝日授業日(9/21、9/22、9/23、10/12、11/23)
※休講日(10/21、11/21、12/22、1/7、1/8、1/16)
一つの講義は基本的に3時間(2時限続き)であり、平日は18時30分-21時40分まで。
土曜は9時-12時15分、13時15分-16時30分、16時45分-20時の3区分である。
※平日は、社会人受講の前提があるためコアタイムを19時以降に設定している講義が多い。
今回、履修を決める際には正直とても悩んだ。
というのも、受けたい講義が多く、講義の重なりや仕事との調整による平日の頻度や負荷など、いろいろと考えた。
そして、学ぶカテゴリなどもうまく分けながら最終的にこのように決まった。
<春学期>
■火曜日
『コーポレートストラテジー3・4』
■水曜日
『企業分析1・2』
■木曜日
『統計学基礎』
■土曜日AM
『リーダーシップ論1・2』
■土曜日PM
『消費者行動論1・2』
最初は専門的なものに絞りすぎず、土台となる知識と思考をベースアップさせるため、戦略・財務分析・調査・組織行動・マーケティングの各カテゴリについて履修を行った結果となった。
受講前の事前知識としてある程度専門的な知識を身につけていることが前提となっている講義もあるため、そういったところはしっかりと予習を進めて望む。
<概要>================
◆『コーポレートストラテジー3・4』===========================
経営戦略の歴史的発展経緯を把握した上で、 今日的経営戦略論の理論を経営計画立案、 競争優位性そ
してダイナミック分析の3点から取得することを目的とする。 静態的分析から動態的分析を学ぶことである。
今日的課題と企業の代表的戦略論をフレームワークの戦略策定と戦略実行に焦点をあて、
「企業価値」 を高め持続可能な成長性を目指すことを議論する。
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経営戦略の歴史的推移 (1960年代~2000年代) について、 大きく4つにアプローチ方法 (戦略計画、 創発戦
略、 ポジショニング・リビュー、 リソース・ベースト・ビュー) とダイナミック分析を行うための準備とし
てゲーム論的アプローチも議論する。 主要な企業戦略の概説を行い、 事例研究 (損益・財務分析を含むこと
もある) を活用して参加者のインターラクティブな議論を深めることによって、 各戦略論の特徴と課題点を
整理する。
代表的経営戦略フレームワークとして、 外部・内部環境要因、 戦略策定、 戦略実行がある。 戦略策定には、
多角化戦略 (企業内新規事業含む) 、 国際化戦略、 アライアンス戦略、 買収・合併戦略があり、 競争優位性
とダイナミックス分析も含めたケーススタデを活用し、 実践的な議論を行う。
1. コーポレート・ストラテジーと経営戦略論の定義と代表的事例
2. 5つの戦略の考え方
3. 戦略計画学派
4. 創発戦略学派
5. ポジショニング・リビュー
6. リソース・ベースト・ビュー
7. ゲーム理論
8. 5戦略論の相関関係
9. ダイナミック分析のアプローチ1
10. ダイナミック分析のアプローチ2
11. ケーススタディ1 顧客との関係性
12. ケーススタディ2 ポジンショニングビュー Vs. リソース・ベースト・ビュー
13. ケーススタディ3 複眼的な競争戦略の視点軸
14. 最終テスト
1. コーポレート・ストラテジーのフレームワーク再確認
2. 多角化戦略
3. 企業内新規事業の展開
4. 事例研究1
5. 製造業の国際化戦略
6. サービス産業の国際化戦略(流通業)
7. 事例研究2
8. 戦略的提携
9. 事例研究3
10. M&A戦略
11. 事例研究4
12. 総合事例研究 (時系列分析ふまえ) 1
13. 総合事例研究 (時系列分析ふまえ) 2
14. 最終テスト
◆『企業分析1・2』===========================
企業がビジネスを展開するには, 自社や同業他社の環境を正確に把握することが大切であり, 企業分析が
必要になる。
本講義の目標は, 貸借対照表や損益計算書に示された数値 (会計情報) を用いて, 企業の収益性や安定性
(流動性) の分析手法を修得することにある。 例えば, 健康診断の結果を見ながら医者がその人の健康管理
を検討するのと同様, 経営者や投資家は会計情報を用いて企業の収益力や支払能力を分析し, その結果を意
思決定に利用している。 財務諸表は数値が羅列された表である。 しかし, それら数値は事業の成果や将来の
可能性を貨幣単位で表したものである。 すなわち, 財務諸表の数値を理解することができなければ, 的確な
意思決定はできない。 財務諸表の見方や使い方の理解は, 職種に関係なくすべてのビジネスパーソンに必要
なスキルである。
財務諸表には投資意思決定に有用な情報の提供が期待されている。 利益の質や倒産の可能性, 企業評価の
第一歩は財務諸表の分析から始まる。 企業分析2で取り扱う内容は, 財務諸表分析と企業価値評価の2点で
ある。
1点目は貸借対照表データと損益計算書データを用いた活動性の分析および資本収益性を取り上げる。
続いて, キャッシュフロー計算書の構造と分析手法を扱う。
ここまでは, 特定の視点 (例えば収益性など) による計算構造の理解に力点を置いている。
後半は, 企業価値や株主価値の評価モデルを取り上げ, モデルの特徴を検討して株主価値の推定計算を行う。
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1. オリエンテーション
2. 会計情報と意思決定
3. 経営分析の基礎 (1)
4. 経営分析の基礎 (2)
5. 分析データの種類と入手 (1)
6. 分析データの種類と入手 (2)
7. 貸借対照表の構造 (1)
8. 貸借対照表の構造 (2)
9. 安定性の分析 (1)
10. 安定性の分析 (2)
11. 損益計算書の構造 (1)
12. 損益計算書の構造 (2)
13. 取引収益性の分析 (1)
14. 取引収益性の分析 (2)
1. 活動性の分析 (1)
2. 活動性の分析 (2)
3. 資本収益性 (1)
4. 資本収益性 (2)
5. キャッシュフロー計算書の構造 (1)
6. キャッシュフロー計算書の構造 (2)
7. キャッシュフロー計算書分析 (1)
8. キャッシュフロー計算書分析 (2)
9. 会計利益とキャッシュフロー
10. 粉飾決算と企業倒産
11. 企業価値評価 (1)
12. 企業価値評価 (2)
13. 企業価値評価 (3)
14. 企業価値評価 (4)
◆『統計学基礎1』===========================
さまざまな社会現象を正しく認識するためには、 各種の統計データの利用が不可欠であるが、 一方で、 入手
した統計データのその処理方法、 すなわち 「統計解析法」 を十分理解していることが前提条件となる。
本講義では、 それら統計解析法に関する基礎知識を習得するとともに、 同時に統計学を体系的に理解するこ
とを目指す。
各回講義では、 比率や指数といった統計数値の加工指標の学習と、 平均、 分散、 標準化など、 基本統計量の
理解といった基礎的な内容からはじめる。
そして、 相関係数、 回帰分析、 時系列分析などのいわゆる記述統計や、 区間推定・仮説検定といった推測統
計まで、 受講生自身が様々な場面で応用できるよう、 幅広く扱うこととする。
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1. ガイダンス、 統計とは、 統計データとは
2. 比率と指数 (静的比率と動的比率)
3. 分布とその特性1 (度数分布とヒストグラム)
4. 分布とその特性2 (代表値と散布度)
5. 相関と回帰1 (相関分析と回帰モデル分析)
6. 相関と回帰2 (相関分析と回帰モデル分析応用)
7. 確率変数と分布 (期待値と分散、 2項分布と正規分布)
8. 母集団と標本 (標本平均、 標本比率、 標本平均の平均と分散)
9. 推定の基礎 (推定量の基準とは、 最尤法とは)
10. 区間推定 (平均、 分散、 比率の区間推定)
11. 仮説検定 (第1種・第2種過誤とは、 母平均・分散比に関する検定)
12. χ二乗検定 (適合度、 独立性の検定)
13. 標本調査法 (無作為抽出、 標準誤差、 標本の大きさとは)
14. まとめ
◆『リーダーシップ論1・2』===========================
(1)リーダーシップ理論やケースを学びながら, 受講者自身の強み・弱み, とるべきリーダーシップ・スタイルを確認し, リーダーシップを強化することを目指す。
(2)自分自身がリーダーとして, 部下や同僚などに対し, リーダーシップ・コーチングを実践, 活用できるレベルになることを目指す。
(1)グローバル化, インターネット化, 社会の多様化などにより, ビジネスや社会活動を取り巻く環境は急激に変化してきている。 このような複雑な環境下, リーダーシップの重要性がさらに高まり, また取るべきリーダーシップのあり方も, 変化してきている。 どのようにチームのビジョン・方向性を作り出すのか, どのようにチームメンバーを動かしていくのか, どのようにメンバーを育成していくのかなどリーダーシップには様々な課題がある。
取るべきリーダーシップのあり方を国内, グローバル企業・組織の経営幹部, リーダー, マネージャーのケースを参考に, 学習していく。 講義中心ではなく, 個人ワーク, グループディスカッション, 課題研究, プレゼンテーションなどを多く取り入れ, 全員がリーダーシップを発揮しながら進める全員参加型ワークショップ形式で進める。 受講者それぞれがこの講義において, リーダーシップを発揮し, 積極的な意見交換, 自分自身の実行を通じて学ぶ実践型リーダーシップ講義である。
(2)企業・組織を取り巻く環境が複雑化, 多様化する中, 企業, 組織の経営資源である 「ヒト・モノ・カネ・情報」 において, “ヒト”をどう動かし, どう育成していくかが, さらに重要かつ難しい課題となってきている。 経営者, リーダー, マネージャーがチーム, メンバーを動機付け, 育成するための実践的なリーダーシップ・コーチング・スキルを習得する。 コーチングスキルは欧米において, 経営者やリーダー, マネージャーに不可欠なスキルとして定着してきており, また, 日本やアジアの企業・組織においても導入が急速に進んでいる。 コーチングの基本的な考え方, コミュニケーションスキル, ビジョン実現モデルなどを理論と実践を通じて学ぶ。
この講義の特徴は, コーチングに関する基本知識習得に加え, 受講者同士のコーチングトレーニングや, リーダーが直面しがちなケースを使用したロールプレー, グループワークなどを通じ, 実践的コーチングスキルを身につける。
この講義は, 日系外資系企業の経営者, リーダーやマネージャー向けコースをもとにこの講義向けに再設計したものである。
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1. リーダーシップ総論
・導入(講座の目的・進め方・自己紹介など)
・リーダーシップの定義
2. リーダーシップ理論 研究の変遷
・特性理論 ・行動理論 ・条件適合型理論 等
3. セルフ・リーダーシップ (自分自身をリードする) ①
・自己の強み/弱み, 価値分析
4. セルフ・リーダーシップ (自分自身をリードする) ②
・自分自身のビジョン構築
・リーダーシップ開発プラン(GROWモデル)の作成
5. チーム・リーダーシップ (チームをリードする) ①
・VALue (方向性・実行力・学習力) モデル
6. チーム・リーダーシップ (チームをリードする) ②
・ビジョン構築手法と演習
7. チーム・リーダーシップ (チームをリードする) ③
・モチベーション理論
8. チーム・リーダーシップ (チームをリードする) ④
・人材育成
・状況対応型リーダーシップ 等
9. グローバル・リーダーシップ(グローバル・チームをリードする)①
・異文化理解 フレームワーク
10. グローバル・リーダーシップ (グローバル・チームをリードする) ②
・ケーススタディ or ロールプレー演習
11. ソーシャル・リーダーシップ (社会をリードする) ①
・ソーシャル・リーダーシップとは
12. ソーシャル・リーダーシップ (社会をリードする) ②
・ケーススタディ 例)グラミン銀行・住友化学 など
13. ゲストスピーカー講演
14. 自主テーマ研究
経営者, リーダーへのインタビュー, 事例研究などテーマを設定し, 学習する。
1. リーダーシップ・コーチング 定義
・ティーチングとコーチング
・コーチング活用の背景
2. コーチング 基礎
・信頼関係の構築
・モチベーション理論
3. コーチング・コミュニケーション・スキル演習①
・アクティブ・リスニング・スキル 解説&演習
4. コーチング・コミュニケーション・スキル演習②
・効果的な質問のスキル 解説&演習
・ロールプレー 解説&演習
5. コーチング・コミュニケーション・スキル演習③
・フィードバック・スキル 解説&演習
・アサーション・スキル 解説&演習
6. コーチング・コミュニケーション・スキル演習④
・ビジネスで起こりがちなケースを想定したロールプレー 演習
7. ビジョン実現 (GROW) モデル
・受講者どうしのコーチング演習
8. 組織文化について
・組織文化とは
・ケーススタディ
9. ラーニング・オーガニゼーション (学習する組織) ①
・学習する組織とは何か
・ケーススタディ
10. ラーニング・オーガニゼーション (学習する組織) ②
・ワールド・カフェ (チーム・ダイアログ) 演習
11. 自主テーマ研究①
経営者, リーダーへのインタビュー, 事例研究などテーマを設定し, 学習する。
12. ゲスト・スピーカーによる講義・議論① 例) 企業経営者・管理者など
13. 自主テーマ研究②
経営者, リーダーへのインタビュー, 事例研究などテーマを設定し, 学習する。
14. ゲスト・スピーカーによる講義・議論② 例) 企業経営者・管理者など
◆『消費者行動論1・2』===========================
消費者がどのような理由でAではなくBという商品を選ぶのか。
その答えを見つけるための分析手法や理論を積み上げたも
のが消費者行動論である。 消費者行動論はマーケティングに
おけるもっとも重要な構成要素のひとつだが、 その奥深さゆ
えにそれ自体が独立した研究分野として取り扱われることが多くなっている。
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授業ではいくつかの参考書、 参考資料を使ってアカデミックな消費者行動論を学習することで、 消費者の属性や志向性と
消費行動を分析するための手法を理解し、 実践的なビジネスメソッドとして活用できるようにする。
履修者が属する現実の社会で消費生活を営むリアルな消費者の消費行動は、 まさに生きているケースとして貴重である。
授業では履修者自身がそれらを具体的なケースとして実際に分析し、 消費行動の理由を研究。 その分析の過程と研究結果
を授業において発表する。 さらに発表者とは異なる環境に属する人々を交えて、 ケースと研究に関する議論を行うことで
、 現実社会における 「いま」 の消費行動を客観的かつ科学的に数多く研究していく。
履修者は議論のベースとなる消費者の行動を、 たとえば自分自身や家族、 あるいは周囲の知人友人をケースとして収集し
分析し、 その過程と結果について授業の中で報告することを求められる。 そのため発表準備や議論への積極的な参加が必
須となる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 消費者行動論の意義
3. 消費者行動モデル
4. 属性
5. ケースディスカッション1
6. パーソナリティ
7. ケースディスカッション2
8. 消費者関与
9. ケースディスカッション3
10. ニーズとウォンツ
11. ケースディスカッション4
12. 動機
13. ケースディスカッション5
14. 情報の収集
1. ケースディスカッション6
2. 学習
3. ケースディスカッション7
4. 知覚
5. ケースディスカッション8
6. 態度
7. ケースディスカッション9
8. 社会化
9. ケースディスカッション10
10. 選択と意思決定
11. ケースディスカッション11
12. 購買と評価
13. ケースディスカッション12
14. まとめ
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